【日程】2014年11月22日~24日
【ルート】新穂高温泉~涸沢岳西尾根~奥穂高岳(往復)
【メンバー】S、K
一足さきに、冬山に行ってきました。雪は少ないものの、山はすっかり雪模様。冬の寒気と風もあり、すっかり冬山モードを堪能できました。
新穂高温泉は、雪山に向かう登山者が結構多い。ほとんどはロープウェーを使って西穂高へ行くようだ。ロープウェー乗り場を過ぎて、林道の雪道をもくもくと歩く。
一時間ほどで穂高平の小屋についた。避難小屋としても使えるのかな。 他のパーティもいるが、槍ヶ岳に向かうパーティの方が多いらしい。今回、ワカンを持ってきていたが、雪が少なそうなので、ここにデポしておく。更に一時間ほど林道を歩くと、涸沢岳西尾根末端の取付きだ。
尾根は赤布が付けられ、トレースもあるので迷うようなところはなかった。最初の2時間は結構な笹薮がうるさく登りづらい。
だんだん対岸の笠ヶ岳方面の展望が木々の隙間から望めるようになる。
まだまだ雪が少ないのかな?ちょっと凍結しているところもあったが、ツボ足で登ってしまった。
2400m付近の幕営敵地にはすでに2人用テントが一張あった。我々はもう少し上まで行く。森林限界手前の2500m付近の少し広いところを整地してなんとかスペースを作る。雪が少ないので、テント分の平坦地を作るために雪を集めるのが大変だった。ここからは夕焼けも見えた。
2日目は、アタック日。6時にアイゼンをつけて出発。少しヘッデンで進むとすぐに明るくなかった。後ろからは、下にテントを張っていた二人組があがってくるのが見えた。
まずは、ジャンクションピークから、蒲田富士を目指す。
鎌田富士手前のルンゼ状には、なぜか古いフィックスロープがある。必要なほどではない。
F沢のコルを過ぎて、雪の斜面を登っていく。遠目に見るより傾斜が緩かった。
涸沢岳に着くころには、すっかり周囲はガスに巻かれてしまった。
天気悪いけど、一応奥穂高岳を目指す。穂高岳山荘へと下っていく。
奥穂高岳に向けて登っていくと、ガスは次第に晴れてきた?
ハシゴと鎖場を過ぎると、雪の斜面。
少々、硬雪の斜面もあって難しいところもあるので、慎重に登る。
奥穂高岳3190mの山頂に着きました。立て直された社はエビのしっぽで覆われてました。
ジャンダルム方面で1枚パチリ。
来た道を戻ります。山荘の手前の鎖場のあたりは急斜面でロープが必要かと思ったが、うまくトラバース気味に下ってロープは使わずに済みました。
小屋から振り返る。
ガスが晴れて、前穂高岳北尾根もすっかり見えた。やっぱり格好いい尾根です。
涸沢岳へ登り返す。素晴らしい展望で、やっぱり来てよかったね。
雪の斜面を下る。
滝谷もようやく全貌を見せてくれました。なかなか凄い迫力ですね。
2日目はベースに戻って1泊。3日目にゆっくり下山しました。
なかなか良い山でした。