【日程】2016年6月12日
【メンバー】KG、S川、M山、T澤、K林
桧又谷の大スラブ沢に行ってきました。
蓬沢の登山口の少し下の堰堤脇の駐車スペースに車を停め、桧又谷出合のすぐ上にある堰堤のつり橋を渡る。そのまま桧又谷側にある堰堤へ続く道をたどって、入渓しました。
本流はゴーロの谷をひたすら歩く。1時間強で大スラブ沢出合です。今年は雪が少なく、例年なら出合付近に堆積している雪渓もほとんどカケラ程度しかありませんでした。雨が少ないためか、水量も大変少ないです。
出合の15m滝。滝の落ち口から先も傾斜は緩むが、スラブ滝となっていて長さは100m位ありました。
先週の会山行に参加できず、私は今回は沢始め。小Gリードで足慣らしにロープを出して取付きます。支点はハーケン、ナッツを使い、落ち口からはランナウトして50mロープ一杯になりました。ハーケン等を使ってビレイポイントを構築します。その先も傾斜は緩むが高度感もあるので、2p目はM山さんがロープを伸ばす。もう1本の30mロープを使うが、こういう大きい滝だと30mなんてあっという間です。
その先はロープをしまい、スラブ状を登ります。すぐに水が無くなってしまいそうなので、早速、水を汲むことにしました。チョロチョロとしてちょっと濁った水。出合で汲んでおけばよかったですね。この水量の少なさは、今年ならではでしょうか?
その先、5m程度の滝が幾つかあります。残置スリングがかかった滝は、お助け紐を使いました。
その先はいよいよ大スラブへ突入します。
乾いた岩にフリクションば抜群に効くので、各々、フリーで登っていきます。
快適なスラブ登りを堪能できるのは良いですが、スタスタ登れてしまうので、かえって体力的にはしんどいものがあります。
しばらく進むと、断層地形、円形劇場?に着きます。先頭を進むT澤さんが左の段差の少ないところからサクッと登っていきました。他のメンバーも続きます。
なかなか良い眺めです。上部に行くに従って、草付きが増えてきますが、これでもかとスラブを堪能できます。スラブの最上段、最後の三俣状は、藪漕ぎの少なそうな真ん中を選択します。
この先から藪漕ぎに突入します。滑りやすい草付斜面にはスパイクが有効です。
二ノ頭からは、暑い日差しに気持ちの良い風が吹いて、ちょっと一息つけます。ここから藪尾根を辿って、武能岳北峰の登山道へと出ました。
武能岳山頂へは、M山、K林、小Gの三人で往復。M山さんオリジナル?の山頂のポーズで記念撮影です。ボルトのポーズの真似ではない?!とのことですが。。。
天気が良すぎて、フライパンの上を歩くような山行になってしまうのではと危惧していましたが、涼しい風があって気持ちいいスラブ登りを堪能でき、楽しい山行でした。