日時 2006/8/13〜8/16
メンバー L棚橋、佐貫(記)
杉川〜早出川の遡下降から帰宅しました。
杉川は青里沢出合まで本当に滝がなく、ひたすら泳いで水につかることの繰り返し。もちろんメジロの熱烈な歓迎を受けたが、これは思えばほんの序曲だった。初日は重荷にペースが上がらず、二本杉の上で行動終了。河原のテン場でヒルを発見。
二日目は小滝の連続する青里沢を遡行。出合からすぐに崩壊した雪渓があり、この先が不安になるが、結局大きな雪渓は全行程を通じてこれだけだった。青里岳からはスラブだらけの割岩沢方面や堂々とした五剣谷岳が望める。ここからは割岩沢北俣沢を目指して下るのだが、物凄い数のブヨだかヌカカだかわからない虫に顔の周りを埋め尽くされる。なかなか水が出て来ない涸れ沢で、やっと水が出てきたところでC2。
三日目は懸垂数回で北俣沢の二俣へ。この沢の上部は登れなさそうな
滝が多い。魚影は濃く、サバのような大きなイワナもいた。ジッピは突っ張れるくらいの狭いゴルジュで独特の雰囲気。真っ青な空を狭い岩の間から見上げつつ泳ぎ下る。メジロの攻撃は最高潮に達し、休憩のたびに50匹は叩き潰す。この日は早出川本流に出て広倉沢出合から5分くらい広倉沢に入ったところでC3。
割岩沢北俣沢の滝
割岩沢を下る
ジッピ
四日目は早出川本流をひたすら下る。沢にいた時間の7割は泳いでいたような感じ(当然ネットはずっとかぶっている)。天気が良く水量が少ないので助かった。泳ぎ疲れた身体に丸子橋から早出川ダムまでの歩きがこたえる。最後にダムの管理事務所が見え、やっと到着かとホッとしたところでまたもや全身にたかるメジロ。
タクシーを呼んでもらい、村松さくらんど温泉で打ち上げ、最終の新幹線で帰宅。
今回は実力と体力の不足により、だいぶ時間がかかってしまいました。重荷に弱いのも問題で、色々な課題を再認識した次第です。とにかく虫影(?)と魚影の濃いところで、独特のスラブの景観と真っ青な夏空が組み合わさって非常に印象的な山行となりました。
こんな時期にこんなところへ来る自分達は本当にバカだなあと思いましたが、やはり行ってよかったです。