【日時】2017年2月26日(日)
【メンバー】Y野
前夜、津南より秋山郷への道のりはいつもと変わらず長いが、ここ数日大して降らなかったおかげですんなりと切明温泉に到着。明日に備えてすぐに眠りにつくが、あっという間に目覚ましがなる。見上げれば星が瞬く中、2:00に出発。雪は硬く、長い林道もすいすい進み、順調に檜俣川渡渉点へ。この時点で星は雲に隠れてしまっている。昨年は寡雪のため、渡渉点の雪は繋がっていなかったが、今回はしっかり雪が繋がっていた。ここからすぐにクトーをつけ、1574mまでカリカリの急登を登る。1574mからは、期待を裏切らず木の根がしっかり行く手を阻む。仕方なくスキーを担ぎ、アイゼンに履き替えて1870mワルサ峰まで。
さらにそこから主稜線までは、うねる尾根にアップダウンが続き、ルート取りに頭を使う。ようやくなだらかな主稜線に入れば、時折太陽が顔を出す。これは山頂で快晴か、と気持ちも軽く、足取りも軽く佐武流へ一直線。
そして9:30ついに山頂到着!難儀な登りとは一転、穏やかな佐武流山の山頂。来て良かった。残念ながら山頂で快晴にはならなかったが、下山途中に雲はなくなり、来し方全容を眺めることができたのは良かった。
さて山頂からスキーで渡渉点まで一気に行きたいが、そうは簡単にいかない。上部はさらさらパウダーだが、その後はいくつかの登り返しとアイゼン歩行を交えて1574mまで地道に下降。
ここから渡渉点までが、全行程でスキー滑降を楽しめる唯一の場所。前方に月夜立岩を見ながら滑る、少しだけおしゃれな場所。
後は渡渉点から林道まで登り返し、月夜立岩からの雪崩におびえつつ、林道をダッシュで切明温泉まで。
以上