【日時】2017年8月8日～11日
【メンバー】L OT原(記)、S藤R
トマでは珍しく、沢ではなく岩の夏休み。
憧れの熊の岩をベースにチンネやⅥ峰フェースを目指した。
8/8 雨中のアプローチ
迷走台風5号が富山湾を通過するなか、室堂より入山。
登山道で行き会うのは山岳警備隊の方々くらい。ご苦労様です。
剱御前小屋にお世話になったが、親切なスタッフと快適な小屋生活に感激。お客様と来ていた群馬のガイドさんとも話がはずみ、素敵な沈殿生活だった。
8/9 小雨アプローチ のち 山の神様からのご褒美
天気回復しないが、熊の岩へ向かう。
Lの私は諸々の事情でショゲて、谷を迷走したり真砂沢で泊まろうかと言い出したりしたが、S藤さんの「とりあえず行こうよ」という言葉に後押しされ熊の岩へ。
当然、他パーティーの姿はない。
こんな天気で明日からどう過ごそうかとテントで考えていると、S藤さんに外へ呼ばれる。
山の神様からのご褒美か。
右からAフェース～Dフェース。
貸し切りの熊の岩で、女子二人、大はしゃぎ(笑)。
8/10 チンネ左稜線
いい天気♪
チンネのスカイラインが左稜線。
先行も後続もいない、私たちだけのチンネ。
ハイライトの「鼻」。
絶景クライミングで核心部を越える。これぞアルパインの魅力。
某ガイド本で見た構図に気づき、ウキウキとカメラを構えてフォローを待つと
まさかのまっしろ
お昼近くからガスが湧いてきて、ご褒美タイムは終了したのだった。
8/11 八つ峰Ⅵ峰Cフェース剣稜会ルート
深夜まで雨が降っていたが、帰る前にもう一本と、Cフェースに向かう。
岩が濡れていても、易しいルートなので気にならない。
辺りにはAフェースやDフェースを登るパーティーも見え、「今度来れたら…」という気持ちにさせられる。
熊の岩でS藤さんと別れ、私は一路室堂へ。
観光客の波に飲まれた途端、自分の激しい汗臭さに驚愕したのだった…。