村杉岳~丸山岳~会津駒ヶ岳

【日時】2018年3月31日~4月3日

【メンバー】K原

人生の中休みに、この春ならではの計画を立てた。南会津の雪山縦走。幸い、期間中概ね天候もよく、一人きりの不安を和らげてくれた。

3/31 奥只見スキー場から歩き出す。林道取り付きが除雪の雪壁となっていたため、適当なところから林道に入る。林道はところどころデブリに覆われていたが、問題なく通過。初日の重荷に喘ぎながら、白滝沢右岸尾根を登る。p1395に出る頃には疲れが出ていたが、天気がいいので荷物をデポして村杉岳を往復、残雪期ならではのピークに顔がほころぶ。初日のテントは村杉岳を臨める場所に張った。

気持ちいい雪原

4/1 あろうことか、寝坊して5時に目覚めた。速攻準備して出発する。今日は丸山岳を目指して長丁場だ。だだっ広い三羽折の高手、倉前沢山と過ぎると、尾根は細くなり、藪が現れ始める。予想外に踏み跡があったが、中途半端に藪に残る雪に快適とは言い難い。それでもどうにか丸山岳に到着。今回の山行で一番山深い所だ。はるばる、なのだが、あっけなくもある。山頂は風が通りそうなので、今晩の気圧の谷の通過に備えて、少々下った木の陰で幕とした。

ヤブヤブ?

丸山岳山頂にて

4/2 予報通り、夜中中風が吹き、明け方まで風とガスが残る。よって本日の出発は8時となった。出発後ガスが晴れ、山が見渡せて幸先がいい。高幽山までは稜線漫歩だったが、細かいアップダウンに疲れが出始める。窓明山を越えて下った辺りは灌木の踏み抜き帯となっており、ボコボコ穴に落ちて疲れ倍増、気力が途切れて鞍部にテントを張った。

ガスに見え隠れ

こんな所も

4/3 今日は三岩岳への登り返しから始まる。予報に反して天気は曇り、夜中も気温が下がらなかったので、朝からザクザク雪だ。大戸沢岳であと少しと思ってしまったら、そこから会津駒ヶ岳までが遠く感じられた。誰もいない山頂で、一人記念撮影。標識の「会」の字だけ雪から覗いていた。春霞で、周りの山々があまり見えないのが残念だ。山頂からの下りでは、平日なのに続々と人が登ってきたのには驚いた。気温が5月並みとのことで、雪とともに消えゆく春を惜しみながら、登山口まで下りた。

三岩岳に到着

会津駒ヶ岳にたどり着いた

登山口にて