長〜い海の日連休の記憶。黒部川/弥太蔵谷

【日程】2018年7月15日(日)〜16日(月)
【メンバー】酔いどれウナギ1匹、とっても愉快な人生の先輩たち4名

夏 花火

日本の夏といえば、やっぱり花火!

初日のテン場で花火をしました。
まばゆい閃光は、緑、白、黄色。
どれもが、うっとりするほど色鮮やかです。
これぞ日本の夏の正当な過ごし方ですね。

最後はお決まりの線香花火。
でも、どれもこれも玉がすぐにボテッと落ちてしまいます。
これには一同ガッカリ。
まったく、根性が足りないですね。

さて、私の弥太蔵谷はこの花火大会から始まりました。
線香花火についた悪態を、スタート時点の自分に投げかけたい。
それでも、残念なことに過ぎた時間は巻き戻せないのです。
はぁ〜、やっと正気を取り戻してきました。

2日目。

遅れた時間を取り戻すべく、5時に出発。

黒部川 大きい

やはり黒部はスケールが違う

キラキラ光る黒部の清流はとっても綺麗。
緑は濃くて、谷のスケールは一回り大きいです。
やっと感動を味わうことができました。

泳ぎ トロ

キャーキャー笑いながら泳ぎます

特別な難所はないのでスイスイ進みます。
出てくるトロ場も悲鳴を上げながら泳ぎ渡れば問題なし。

水泳 廊下状 ゴルジュ

K林さんの華麗なスイムで突破!

小滝を越えて、下の二俣を越えると、ひときわ長い廊下状のゴルジュが出てきました。
ここはK林さんの泳力で、バチッと突破してもらいます。
でも、その奥に立ち込めるモヤは何?

雪渓 寒い

やはりコイツがいました

もしやと思って先を覗くと、やはりありました。
雪渓です。
暗闇の奥に光が差し込んでいたので、下を潜って偵察します。
急ぎ足で駆け抜けると雪渓はすぐ先で終わるのですが、垂直の滝が通せんぼしていました。
でも、側壁を登って落口に近づいてみると、うまく倒木を使えば難所を越えられそうです。
後続にOKの合図を送り、全員に雪渓の下を潜り抜けてもらいました。

ワンポイントが危険なので、ロープをつけて空身で突破。
後続も確保しながら大滝を越えてもらいます。

ここが弥太蔵谷の核心でしょうか。
これ以降は難しいポイントはありませんでした。

泳ぐ

泳ぎポイントはたくさんあります

釣りなどを楽しむ余裕も出てきて、途中で1匹ゲット!
刺身を味わったので、とりあえずやり残したことはありません。

V字ゴルジュ

みごとな切れ込みの中を進みます

中の二俣を過ぎて瀬々薙谷に入ると、いよいよ両壁が迫ってきました。
見事なV字ゴルジュです。
迷路のような通路を進みます。

ゴルジュ ワンポイント

バランスクライミングで突破!

ちょっとした小滝も出てきますが、見事なバランスでここも難なく突破。
このゴルジュが終わると最後の15m滝が現れます。

大滝

これが最後の大滝15m

この先は、すっかり源頭の渓相です。

最後は負釣山から南北に伸びる主稜線に飛び出しました。
ここからは藪こぎで負釣山を目指します。

負釣山

汗だくになりながらやっと到着!

暑さにめげそうになりながらも、やっと山頂に到着。
日本海が輝いて見えますね。

富山 日本海 宇奈月

日本海はすぐそこです

ここで、登山口までタクシーを呼んだので、あとは下山するだけ。
もう山行は終わったつもりでいたのですが、これが間違いだと気付くのは2時間後。

結局、全員が終電を逃して午前様になりながらの帰京となりました。
元はといえば、初日に二日酔いで動けなかった私がいけないのですが・・・。
皆様には大変ご迷惑をおかけしました。すいません。

反省あり感動ありの、長い長い海の日連休が終わったのでした。