春を感じる 朝日連峰/白太郎山~祝瓶山

【日程】2022年3月20日~21日

【メンバー】K原(記)、M淳、T澤(記2)、M内(W会)

強力メンバーをゲットし、いざ雪山ガッツリコースへ、と思うものの、日本海側の天気は3連休とも良くない。弱気になったリーダーを、そこは強力メンバーがガッツリガード、予定のコースを完遂できた。(K原記)

車で可能な限り登り口近くまで攻めたが、あっけなく除雪道は行き止まりになった。本来ならアプローチ数分のあたりに駐車できるのに。駐車場より登り口までは30分ほどで着いた。至るところで軽い雪崩の跡が見られた。いよいよ東北にも春が来たなと思わせる。

いきなり急登から始まった。開始10分ほどしかたってないのにもう息切れ。地形図の通りアップタウンを繰り返し、程なくすると美しいブナ林が広がる。あっという間に白太郎山に到着。さてここからが本番。

予想外に薄日が差す

時折薄日が指して気持ちも晴れやかになる。何度も繰り返されるアップダウンに嫌気を指すがメンバーの闘志に勇気づけられる。行動中に飲むスポーツドリンクがつりそうな足を回復させてくれた。

力強いステップで次々と登る

想定外の大岩を巻いたら急降下。

急斜面をクライムダウン

この尾根を行くのだ

果てしない道のりに心が何度も折れそうになった。

足跡のない雪道をひたすら進む

顔を出してくれた太陽もつかの間。視界が急に狭くなって周りの景色が見えなくなった。なんとか行ける所まで行き、このあと素晴らしいテンバを見つけた。あたかも準備されていたかのような場所だった。テントで一泊過ごす。窮屈だが、避難小屋より機密性があるので暖かく過ごすことができた。

二日目、スノーシューでの出発だったがすぐにアイゼンに変更。急にガスが増えて辺りはまっしろけっけ。ホワイトアウトである。ゆっくり状況を判断しながら無事山頂にたどり着くことが出来た。

無事祝瓶山山頂に到着

尾根道には藪も多し

雪庇には特に注意。藪枝がザックに引っかかったり、足がたまに雪にハマってしまう。これがものすごい体力を奪われる。

長い尾根あるきもそろそろ終わりに近づいてきた

こまめに休憩をとる炭水化物と水分、糖分、塩分は必要不可欠。

下山間際に現れた吊橋を恐る恐る渡る

記録のない行程に不安はあったが、先輩方の的確なアドバイスと間違いのない判断によって計画は無事成功することが出来た。この山行もまた印象深い記憶として残る。皆さんありがとうございました。