尾瀬悪沢岳周辺山スキー

行程 

2/1

駐車場(8:00)ー津奈木橋(8:50)ーハイクアップ終了(13:55)ー県道63(15:25)ー津奈木橋(15:40)

2/2

津奈木橋(6:40)ーハイクアップ終了(8:50)ー上り返し終了(9:50)ー県道63(11:10)ーキャンプ撤収ー     駐車場(13:45)

地形図 鎌田、至仏山

メンバー L:TR、SL(会員外)、GR(記

2/1 晴れ/曇り

 ゲート手前からスタート。幸い駐車スペースが除雪してあり、ゲート至近からハイク開始できた。さらに、先行者のトレースもあり、荷物は重いが割とすんなりテン場(津奈木橋)に到着した。ざっくり整地して荷物を一部デポしていると、5人組の若者グループが追いついてきた。聞くと至仏山を目指しているらしい。若者を見送り、荷物を整理して再スタート。悪沢岳と至仏山の間に伸びる尾根に取りつきハイクアップ。深いところで膝程度のラッセルがあり、結構疲れる。天気に関しては、南岸低気圧が近づく割には時折陽光がさしてくる中々のお天気。休みをはさみつつ三人でラッセルを回していく。C1866付近の小ピークまで来ると、積雪が浅くなりハイクが楽になってくる。そこから少し足を伸ばして1935のピークでハイク終了。尾瀬ヶ原が見える。

雪は結構深い。
ガスの向こうに尾瀬ヶ原

 日射の影響を気にしつつドロップイン。ほどほどに寒かったお陰で中々の雪質。斜度も程よく気持ちよく高度を落とす。リーダーいわく、井戸沢はナメの多いさもない沢だから特に難所もないだろうとの評だったが、まだ時期が早かったようで、C1550程で沢が口を開けていた。沢を右に左にわたり滑降していくが、C1500ほどでにっちもさっちも行かなくなる。シールを貼って右岸尾根に登り返した。そこからは多少藪のうるさい尾根を処理して県道63号に出た。朝に津奈木橋までのトレースを付けていたパーティのものらしきトレースがこちらに伸びていたので、ありがたく帰りに使わせてもらった。テン場に着いたら、堰堤からアドベンチャーしながら採水した後、テントに入った。 三人で4-5テンなので広くて快適だった。山スキー談義などに花を咲かせた後、明日に備えて就寝。

井戸沢滑降ラインを見極める
アドベンチャー採水

2/2 降雪

 4時起床。日の出とほぼ同時に出発。南岸の影響が出ており、テントに薄く雪が積もっていた。トレースは残っていたので、サクサクと昨日の終了点まで登る。雪と風で視界が霞んでいたが、小至仏山に登る昨日の若者5人組が見えた。頑張れ若者。私たちはここでハイク終了。昨日と趣向を変えて、北東側にドロップ。風上側なのでちょっとパックされている感じもあったが概ね良好な雪質。だが、すぐに斜度がなくなったので登ってきた尾根に引き返した。そこからさらに井戸左岸尾根にドロップ。こちらも中々の雪質。南岸のおかげでグッドパウダーだった。そして下部では沢のトラバース処理。こちらはうまいこと処理が出来てシールを貼り直すことなく県道に出ることが出来た。

尾瀬ヶ原(見えないけど)に向かってドロップ
井戸沢ドロップおかわり

 テントを撤収して帰り道を行く。標高を下げると太陽が見えた。そして日射で雪がゆるみ、雪下駄を履くのが若干名。概ね下り道なので黙々と歩く。途中スノーモービルとすれ違う。これが雪を固めてくれたので雪下駄問題は解消された。

雪の積もったテントを撤収。

 トレースにありつけたり、除雪がされていたり、モービルとすれ違ったりとラッキー続きだったが、帰り道は関越渋滞に遭遇してそこそこ遅くに帰着。万事順調とは行かなかったが、楽しい山行だった。