日時 2006年10月1日
メンバー L小暮、矢野、笹川
コースタイム
荒山登山口(5:05)〜笹花沢出合(6:00)〜デトノアイソメ(6:45)〜滝ノ沢出合(6:55)〜並び滝(10:50)〜稜線(15:05)〜十二平(16:50)〜登山口(17:30)
越後の水無川は登攀的な沢が多く、岩登り的な遡行となるため入渓はいつも緊張させられる。今回、滝の連続で非常に登攀的な滝ノ沢左俣を目指した。のんびり遡行しているとビバークになってしまうため、朝早く出発し気合で抜けるつもりだった。
十二平の手前には雪渓が残っていた。登山道から水無川の本流に入って、デトノアイソメへ。スノーブリッジを越えると滝ノ沢の出合に着いた。出合いには12mの滝がかかっている。
左からザイルの伸ばして滝上に。なかなか登攀的だ。まだまだ序の口である。
続いて10m3段を登り、5m滝も登る。
F3,8mはガイド等では左岸を巻くらしい。確かに潅木から容易に巻けそうだったが、登る気マンマンで取り付いてみる。左岸の草つきから矢野君がチャレンジするが見た目より悪く、潅木にスリングを捨て縄にして懸垂して戻る。今度は小暮が水流右から再チャレンジ。なんとか突破。一部ハングしていて非常に悪かった。
30m4段滝。フリーで越えたが、なかなかの緊張感。。。
続いて並び滝で三俣になる。左俣の真ん中に入る。滝、滝、滝の連続。
楽しい滝登りが続く。
並び滝の上の連瀑帯。
上流の分岐を右に入ったところ。
微妙な登りが続きます。そろそろ時間が気になる。
上流部の連瀑帯の最後の部分。下段の滝は登る。上段は傾斜がきつくホールドも乏しいので、
中段の滝からアブミを使って右岸の草つきに上がり、潅木を巻いて滝上に出た。ここは上からみるとホールドの無い垂直の滝だったので巻いて正解。
その上は、小滝が出てくるだけ。部分的に悪いところがあり、3mほどの滝だったがホールドが怪しい草しかない80度の滝が怖かった。フリーで気軽に取り付いたがなんとか登れて助かった。
最後の藪漕ぎもたいしたことなく、登山道へ出た。15時をまわっていた。出合いから8時間超となった。順調に登ってこの調子なので、足のそろっていないメンバーだったりするとビバークになるでしょう。
あとは、一目散に急傾斜の登山道を駆け下って下山した。大変だったが大変充実した山行だった。
これだから水無川は楽しい。