色彩に溶けこむ 湯檜曽川東黒沢~ウツボギ沢左俣

【日程】2022年10月15(土)-16日(日)金曜前泊

【メンバー】Ishi、Satori、Haru、Taki(記)

【グレード】1級上

【装備】30mロープx2(使用せず)

【天気】素晴らしいピーカン(遡行中は暑かった)

【気温】8度~23度

二日前まで天候が安定しない、メンバーに変更があるなどの理由で当初企画していた笹穴沢を転進し、安定のウツボギ沢に行ってきました。結果的に言うと素晴らしいの一言につきました。天候、気温、湿度、紅葉の色づき、テンバなど、すべてにおいて条件が整った日になりました。特に紅葉は色彩の渦に飲み込まれて溶けてしまうほど。思い返すと白昼夢を体験しているようでした(主観)。

金曜に前泊し土曜早朝に出発。白毛門駐車場はほ8割の車で混雑していた。多くの登山客がせっせと身支度をしている。入渓地点は登山口からすぐの東黒沢。堰堤を超えると、、、夢の、色彩の世界が始まった。

入渓早々癒しのナメがずーっと続く

ヌメリがあるナメ滝

歩いても歩いてもナメが続き、まったく飽きることのない渓流。

光り輝くナメが続く

紅葉のトンネル

本格的に色づいてきた

大岩がお出迎え

ナメ床の沢に大木の橋が横たわっていた

東黒沢を代表する緩やかな大滝を越え、ウツボギ沢に入るための山を乗越すことに。

鞍部に出ると辺りが明るくなり気持ちも昂る。一気に下降し、テンバ探し。すぐにとてもいいテンバを見つけた。さすが有名沢、たき火跡がいくつもある。

薪の用意。今日も吾輩は焚火横で寝るので薪多め。しかしさすが有名沢、薪がない!! 仕方ないので少し山を登ってみつけてきた、

おなかがすいたので食事の支度。みんなの心こもった食事で体力回復。

手の込んだ料理が並ぶ

寝床は焚き火横で。今回はタープなしで。気温もそれほど下がらず、快適な夜を過ごせた。

満天の星空

朝日が山に当たると黄金のような山の姿を披露してくれた。

燃えるような色だった

シシウド? 見ごたえある花

アケビも見つけた

笹藪漕ぎを抜けると、すっかり晴れた青空に

あたり一面色づいてきた

ジジ岩、ババ岩は赤い毛糸のマフラーをしているようだ

稜線も絶妙な色に彩られていた

稜線に出て空身で笠ヶ岳山頂に。それから一気に下山。長距離の下山中、東黒沢の大滝を見ることが出来る。

最後の最後まで楽しませてくれた沢登りでした。