【日程】 2011/5/2〜4
【メンバー】 佐貫(L)、棚橋
【ルート】 悪場峠〜銀次郎山〜五剣谷岳〜割岩山往復〜青里岳〜粟ヶ岳
ずっと狙っていた(けど敗退続きだった)割岩山をメインに、川内から下田までの縦走をしてきた。
5/2 曇り
もう5月だというのに悪場峠の少し手前で雪が出てきてタクシーを下ろされる。これは、雪、多いかも・・・と期待しながら歩き出すも、佛峠〜水無平〜焼峰の神様まではほとんど雪がない。やっぱり時期が遅かったかとガッカリしたが、木六山の手前から雪が出てきて、前方の稜線も期待できそうな雰囲気に。風が冷たく、気温も低いので久々の大荷物でも汗だくにならずに済んだ。大杉沢の源頭部で幕。
5/3 晴れ
朝から晴れ。割岩山までの稜線の様子を心配しながら、およそ半年振りに五剣谷岳に向かう。
五剣谷−青里岳の稜線のほぼ中間から割岩山に向かって小さい吊り尾根が延びる。全藪でもないが変な雪の残り方もなさそうだ。
左のピークが割岩山。知名度低し
最低鞍部をはさみ標高差200mのアップダウン。15分ほど下ると藪になる。
登り返しもやはり藪。途中からは雪の上を歩ける。
3年越しの念願が叶い、割岩山の三角点に触れた。感動。
あれをまた登り返すのか・・・
往路を戻り、青里岳を越えて進む。しばらくは歩き易い雪尾根が続いたが、標高900m台に入ると藪もちらほら。三方ガリの手前、アカシガラ沢源頭の素晴らしい場所をC2とした。
こんなに雪が多いとは
5/4 晴れ
c986からの下りがしばらく藪だったが、左右に広がる赤倉川や光来出川の源頭の眺めに目を奪われながらそれほどの苦労もなく通過。粟ヶ岳よりも手前の一本岳の方が高そうに見えるのは遠近感だけでなく形のせいか。
本日一番長かった藪(見た目より薄い)
こんなところがあるとうれしかったりする
遠くにかすむ矢筈を背景に光来出沢シシマキ沢、十二滝沢の源頭を眺めると、何もしないで数日泊まっていたくなった。
ただただ美しい光景
一本岳には雨量計小屋があったはずだが見当たらない。雪の下か?粟との間の急な下りは、幸い雪が落ちていて楽だった。
粟ヶ岳へは次々と日帰り登山者が登ってきた。粟薬師を経て、五百川へ下山。
残雪の多さと予想よりも薄い藪に助けられ、念願の割岩山と粟への縦走が出来、短いけれど満足のいく山行となりました。