【日 時】2011年7月17・18日 【メンバー】LHU・SU・JIRO・UE・KI・TT
6月の会山行で対象から外れた南会津・只見の丸山を巡る沢の総集として、北東面に位置するここに行こうとのSUの提案に、昔の顔が集まった。
林道から「屏風立岩」を分ける切り開きに先から沢に降り対岸の支沢から、534m付近の高台にある「名無し沼」の探索に向かう。SUによれば「下の部落が水飢饉に陥った時の緊急の水瓶」としての役割を果たす大切な水源だったろうとのご高説を頂く。30分程で静かな空間に存在する、決して美しいとは言い難い泥沼を見出す事に成功。今回の第一目的を達成する。
「屏風立岩」への切り開き先から沢に降り、対岸の支沢を詰める
決して美しいとは言い難いが、結構穴大きさの沼だ
沼探索を終えて林道に戻り、不明瞭な三俣で慎重に本流を確認して入渓するが、暑い夏の日には全く相応しくないボサの被さる小さな流れ・・・。しかも常に「クモの巣」が行く手を阻む。
単調なスカ沢に我慢を重ね、時折竿を出しながらのんびり進むが、標高500m位から漸く沢らしい渓相に・・・。スカ度が一挙に解消する。引き返さないでよかった・・・。
へつったり、釜に浸かったり、思わず足を滑らせてドボンしたり思い思いに夏の暑い沢を楽しむ
この先550m付近の三俣手前の平坦な高台に幕を張る。虫に悩まされ一人を除いては寝ずらい夜だった。
ナメ小滝の連続する渓相。この先の筒状の滝が登れず、右岸を巻く
沢岸には「ショウキラン」が咲く
ナメ床は「ヒョウ模様」が続く
天場に戻り、遅い朝食(ソウメン)を頂く。
両岸のブナに囲まれた癒しの渓相に心和む