【日時】2013年6月22日〜23日
【メンバー】SS、K、SK、M
【ルート】
1日目:西ノ湖バス停〜BC〜柳沢川右俣〜左俣下降
2日目:BC〜赤岩滝登攀
奥日光では一番美しい沢だと評判の柳沢川の遡下降に加えて、赤岩滝の大滝登攀を楽しんできました。西ノ湖バス停を降りて、赤岩滝を見るためのハイキング道を歩く。白樺と唐松の美しい森を抜けると柳沢川へ。猿やら鹿やら、動物がいっぱいだ。一時間強で、ベースキャンプとなる赤岩沢出合いについた。出合いは暗くて凸凹しているので、少し戻って明るい河原にテントを張った。
天気は森のなかでは気にならない程度の霧雨。降ったり止んだり、晴れ間が見えたりと不思議な天気。
柳沢川は滝が多いという右俣を遡行する。
スダレ状の美瀑が続く。
楽しんで直登していきます。
黒岩滝は左から簡単に巻きます。
次第にシャレにならないくらい強い雨が降ってきて、戦意喪失。美しい滝の続く部分は終了となるので、稜線までは詰めずに、p.2004の西のコルから簡単に左俣へ乗越す。
V字状の谷を下っていくとナメと小滝が現れる。
シャワーになりつつクライムダウン。すっかりびしょ濡れになってしまいました。雨で焚き火ができなかったらどうしようかと思うくらい寒かったが、ベースに戻る頃にはすっかり晴れ間が広がって暖かくなってきました。
タープの下で宴会です。夕方には雨も降ってきましたが、たいしたことなくて助かりました。夜はスーパームーンが明るかった。
翌日は、赤岩滝へと向かいます。下段である4段90mが見えています。
滝の前で記念撮影です。
1段目は登山道が巻いてついているので、2段目の中間が取付きになります。1ピッチ目は?級30m。ピンも豊富でここは岩登り的。
なかなか絵になります。
2、3ピッチ目は少し立っています。岩登り的かと思いきや、完全な沢登りの世界で、細いブッシュを掴んで登る場面も。。
2ピッチは岩を登って短めに切り、3ピッチ目はブッシュと立った岩で、A0?級といったところ。
落ち口の水流をこわごわ渡れば、5段目25m滝です。
ここで大休止。明るくて気持ちが良いです。この滝は、左岸のブッシュから簡単に登ることができます。
更に6段目の10mナメ滝。左側を登りますが、ヌメヌメで微妙な滑りやすいところ。
6段目、落ち口も滑りやすい。
7段目8mナメ滝は、右から巻気味に落ち口付近へトラバースしていきます。
これで赤岩滝は終了です。岩登り的かと思いきや、完全にマルチピッチの「沢登り」でした。なかなか面白かった。あとは、鹿のケモノ道を使って 左隣の枝沢へ小尾根を乗越し、楽にベースに戻ることができました。
2日間とも、半日程度のコースでのんびりと、景色も美しく、滝登りも満喫の楽しい山行でした。