西上州・今シーズンの幕開け

御場山・西ルンゼ
【日時】2007年1月13日
【メンバー】L高橋(記)・石井・大田原
文字通りの暖冬で、各地の氷結状況が芳しくない中大晦日の偵察の感じから、「頃は良し」と判断。
多少の不安を抱きながらも現地へ。沢を渡った先の手前のルンゼには薄いながらもはっきりと氷が着いている。
これに自信を得て「西ルンゼ」に。果たしてまだ十分とは言えないまでも、登攀可能の厚さの氷が上まで続いていた。
石井君が取り付くが、今シーズン登り込みが十分でないのか「ふくらはぎ」が張るとかで、何度かリストの末登り終る。続いて大田原さんが。全長40m強の氷にはまだまだ不慣れか?私のモノポイントを使っての登攀には不安があるのか?チョイ不安定な登りではあったが、健闘の末姿が見えなくなる。
この上の、雪が着いたナメの小滝は氷が未発達で岩をガリガリさせながら進む。
F2はツララの集合体。潔く左の尾根状から巻く。ルンゼからは大岩がすごい勢いで落ちて来て、避け切れなかった大田原嬢の腕の当たるが、大事に至らずほっとする。
F3までもガリガリとアイゼンをかき鳴らして進む。
現れたF3は素晴らしい油氷で、バイルが粘りつく感触に、じっくり氷曝登攀を堪能した。
今年も此処に来られた・・・。うれしかった・・・。

【写真と解説】

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F1、石井君がリード。中間までは氷が柔らかく支点に不安が・・・。

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F1核心部での大田原嬢の健闘。

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ツララの集合のF2を見上げる。

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油氷のF3を楽しく登攀する。