【日時】2009/8/22
【メンバー】 佐貫(L)、棚橋
万太郎谷・オタキノ沢に行ってきました。
前夜からの雨は一応上がっているものの、ガスがかかりはっきりしない天気の中を出発(6:09)。強く降り出したら戻ろう、ということで歩き続け、井戸小屋沢出合(7:30)に着くと霧雨が・・・。迷ったが、「強く」降っていないので足を進める。
一ノ滝はあっさりと巻いて、オタキノ沢出合には8:46到着。
出合からはナメ滝やトイ状の滝が続き、いずれもフリーで通過。
落ち口がヌメリ気味だった滝
すると20mほどのナナメった滝が出現。残置はない。ハーケンとカムを使用。40mロープでいっぱいだった。
この先はCS滝などがあり、左岸の草付を小さく巻いた。
今にも落ちてきそうなCS
この草付を巻いた
すると岩峰をバックにスラブ滝が連続!快適なスラブをフリーでグイグイと登れる。アクアステルスが吸い付くようだ。
濡れて見えるが、快適なスラブ滝
気分良く登っていくと、「ジャーン」と大岩壁のような大滝(40mくらい?)が沢をふさぐ。水量は少ないのに、ジグザグに登っていく途中でまともに横切ってしまい、全身ずぶ濡れ。それにしても見事な景観だ。
円形劇場のような幅広大滝
大滝の上にも更に10m規模のスラブ滝が続き、これも快適に登る。
その先で沢は左に曲がり、大岩の間を進んでいった。このあたりから沢は黒く、ヌメヌメに・・・。
広大なスラブ帯から黒く狭い沢に変わった
13:18に登山道に出て、15時過ぎに茂倉新道入り口に下山。ちょうど
9時間の行程でした。日帰りできるかどうか心配でしたが、無事抜けられて良かったです。
オタキノ沢は、取付までが長いのが難点ですが、迫力ある景観と登れる滝の連続する素晴らしい沢でした。お勧めです。