【日時】9/25-27
【メンバー】田邉、小川(記)
月曜にお休みをもらって北葛沢へ行ってきました。
下部のゴルジュはなかなか厳しく、上部は開けた連瀑で、なかなかの美渓でした。
個人的には、登攀部分でも判断が遅く色々反省するところもあり、
最近のふ抜けた日々の中で心と体を燃焼する山となりました。
初日。北葛沢にかかる橋には駐車できず、トンネルの先にて駐車して出発する。
入渓して15分ほどで早速下部ゴルジュの入口である10m滝が現れる。
噴水を上げる水流を飛び越えて左岸を登る。思ったほど難しくはなかった。
【入口の10m滝】
一ノ沢が右から入ると、再びゴルジュとなって水圧の強い淵の先に2m滝。
ここは小川が右から巻きに入ろうとするがNG。
淵を進んで(冷たい!)右からザイルをだしてへつり5mほどの懸垂で滝を越えるが、
その先にも淵と3m滝、5m滝と続いていて先はさらに厳しそう。
振り子懸垂してへつりの開始地点に戻り、左岸のルンゼから巻きに入る。
小川があぶみ使用で上がるが、ヒヤヒヤものだった。
【ここは通過できなかった】
ここの通過で3時間を使ってしまい、自分の判断の弱さを実感する。
既に時間は15時近いがゴルジュは続く。粛々と滝をこなしてゴルジュ帯を抜ける。
17時過ぎに草むらで幕営。昨夜の雨でちびちびとした焚火で寒い一夜となる。
二日目。1時間程度で上部ゴルジュ帯へ入る。
といっても下部ゴルジュよりは開けていて、白い岩盤に日差しが入り込み清々しい。
6m滝、8m滝、12m滝を越えると取水口の埋まった堰堤がある。
しばらく進むと豪快にしぶきをあげる3段15m滝。
右壁を田邉さんが水流ギリギリで登り、最後は空身で登りきる。
【15m滝を登る田邉さん】
その後もてこずる滝をいくつか越えていく。
沢が大きく左に曲がると3段30mの滝を迎える。七釜の連瀑帯である。
ここはおとなしく右を巻く。途中でゴルジュの底をのぞきつつ進むと上部ゴルジュ帯は終わる。
【七釜の入口】 【ゴルジュを覗くとこんな感じ】
雪渓のかけらが残るゴーロ帯にて幕営。信濃大町の明かりが遠くに見える。
流木をたくさん集めたが夜半にまとまった雨が降り、再び寒い夜を過ごした。
三日目。ゴーロ帯をひたすら登っていく。
最後はザレ場をラッセルのようにじわじわ登って登山道にでる。
雲の隙間から蓮華岳や針ノ木岳が聳えている。久しぶりに北アの山々を望みつつ七倉へ下山した。
【登山道にでて。田邉さん、ありがとうございました】