【日程】 2010/10/1(金)〜10/2(土)
【メンバー】 L棚橋、佐貫(記)
二年前に北沢に行って以来気になっていた、水無川真沢〜祓川を遡行してきました。
10/1 晴れ
「無事に生きて帰れますように」と神頼みしながら出発(我ながらレベルが低すぎる話)。
朝から天気は良く、水量も少ないようだ。
暗峡は膝程度の深さしかなかった。
埋まったのか?水量が少ないのか?
一番気が重かったのが御月山沢近辺の高巻き。前回は超がつくほどの大高巻きでかなり時間を費やしてしまった。
今回も小さく巻けたとはいえなかったが、何とか前回よりは短い時間で済んだ。
関門ノ滝手前の巻きを終えると、後ろから3人Pがやってくるのを発見。何と知り合いの山登魂ご一行だった。
青空に映える明るい岩
関門ノ滝、その上の滝を二年前と同じように越え、北沢と真沢出合の幕場へ。
10/2 晴れ
幣ノ滝は、薄暗い中で観察し、とりあえず全体の6割くらいをフリーで登る。
ザイルを出そうということになり、水流左寄りに取り付いたもののヌメって登りづらく一度降りた(観察不足・・・)。右側の乾いた壁から出直し、3ピッチで落ち口へ。
白龍ノ滝は割とあっさり巻いて落ち口にぴったりと降りた。
その上は穏やかで美しいナメ地帯、思わず歓声が出る。
ここだけなら間違いなくデート沢
間もなく祓川の大滝が右手に見えた。予想より寝ていなかったが、かなり上まで乾いたスラブを快適に登ることができる。最後1Pだけロープ使用。
8割以上フリーで登る。振り返ると凄い高度感。
もう終わりかと思ったが更に小さな滝が二つ。
この上はまさに理想の源頭で、藪漕ぎ無しで紅葉が始まりつつある登山道に飛び出した。
今年一番ステキな源頭かも
中ノ岳の小屋に泊まる予定だったが、下山できそうだったので黙々と十字峡へ向かう。
何とか17時前に登山口へ着き、ヘッデン行動は免れた。
天候に恵まれ、迫力ある景観に圧倒されながらも念願のルートを完全遡行できました。
いまどきの遡行としては決して速くはないしスムーズな登攀でもなかったけど、安全に下りて来ることが叶って何よりです。