【日程】2015年12月25日(金)~27日(日)
【メンバー】K、S
【ルート】黄連谷左俣
10年ぶりに黄連谷左俣に行ってきました。初日は、竹宇駒ヶ岳神社から、七丈小屋まで。
今回は、沢中には止まらず、楽ちんプランの七丈小屋に2泊して中日に左俣を軽装で登る計画としました。
重荷に喘ぎながら、ゆっくりと黒戸尾根を登っていく。やはり雪は少なく、寒気も厳しくないので、比較的歩きやすい。
七丈小屋は、金曜日のためか空いていて、他は単独行の縦走のおじさんが一人。他は、昨日から泊まっていて今日アタックしているパーティがまだ小屋に戻ってきていない。結局、アタックパーティはシュラフで寝ていたところに戻ってきて、やかましく、小屋のストーブの暑さと相まってなかなか寝られない晩となった。
翌朝は早出して、六合目から六丈沢を下降する。
↑下山時に取った六合目からの下降ポイント。「開力霊神」の文字の石碑が目印です。
この下降路は初めてだ。六丈沢は氷になっているところもあるので、左岸の樹林帯を絡めて降る。最後は、坊主ノ滝の上に出ようと思い、右岸にトラバースしようとするが、沢はスラブが雪の下にあってアイゼンがガリガリと滑って恐ろしい。ロープ出したりしたら、結構時間かかってしまった。
黄連谷に入ると、フリーで登れる氷瀑が出てくる。
二俣。今シーズンは雪が少ないので、氷が露出していて良い。右俣も良さそうだ。
なかなか美しい。
チムニー滝はロープを出した。
快適です。
その先もナメ滝が続く。フリーで越えてしまおう。10年前に登った時は1月だったこともあり、雪が多くて氷の露出は少なかったが、今回はなかなか素晴らしい状態だ。
大滝60m。Ⅴ級。
なかなか楽しめます。
1ピッチで抜けきれないので、2ピッチ目は傾斜が緩くなったあたりでハンギングビレイして、落ち口までロープを伸ばす。
そして最後の滝。30m。
中央の少し立った感じのところから登る。Ⅳ級。
これで滝は終了。稜線に出るまでは、ラッセルとなる。1時間ほど登ってから、灌木帯へと強引に登り、更に30分で登山道へ出た。15時30分ころに小屋に到着。予定通り、素晴らしいアイスルートを満喫できた。もう1泊して、翌日は篠沢七丈瀑を登って下山した。