谷川/ 赤谷川本谷

【日程】2024年9月28日(土)〜29日(日)

【メンバー】F(L)(記)K

【コース】

9/28 川古温泉(5:55)~入渓点(8:05)~マワットのセン上(9:30)~裏越のセン下(10:20)~ドウドウセン下(12:50)~C1(16:05)
9/29 C1(06:45)~稜線(9:20)~ロープウェー(11:00)

 

前から行ってみたかった赤谷川本谷に行ってきました。

前日の昼まで予想レーダー画像とにらめっこ。

なんとかパラつく程度で済むだろうとの目論見で行くことに。

 

1日目

早めに出発する。川古温泉の駐車場には早速ヒルが登場。

ちらちら足元をチェックしながら林道と夏道を合わせて2時間ほど。川沿いの夏道は一般登山道にしては悪め。

やっと入渓できる。

 

歩き始めるとすぐにマワット下のセン。噂通りぬめぬめ。

左岸からロープ出して直登。

 

立て続けにマワットのセン。濡れたくないので左岸からへつるように越えました。

ここも雨の影響か岩が濡れておりヌメヌメで緊張。一歩一歩スタンスを軍手で磨きながら。

ここまではたいしたことないと思ってたんだけどなあ。

 

やがて巨岩ゾーンに入る。迷路のよう。途中でめんどくさくなってきたのもあり、時短で右岸捲きを多用しました。

裏越のセン。ビジュアルはドウドウセンよりかっこいいかも。

セオリー通り左岸草付きからバンドを辿り、水流を渡ってからは右岸のリッジ状を登りました。

リッジの上部ではブッシュに入らず水流のほうへ続くバンドを選択しました。

裏越のセンB滝?の上から。

 

続く7メートルほどの前衛滝は抜け口が悪いのでロープ出したらよかった。

 

 

さてさて

威風堂々セン。

 

 

あまり自然なラインではないように感じましたが、先人の足跡をたどるべく左上クラックから取りついていきます。

例のハンドトラバースも問題なし。

その上の2ピッチ目は1ピッチ目終了点からクラックをA1で直上したのち悪いフェースをブッシュ帯まで。このピッチが核心。(私のカメラが曇り過ぎで写真はありませんが。。。)

2ピッチ目からはブッシュ帯を歩きD滝、E滝のあるゴルジュの上に出ます。少し下流に戻りながらクライムダウンしてF滝落ち口左岸の灌木で再びロープ出します。

3ピッチ目。水流をまたいで対岸のクラックを登ります。フリーには特にこだわらずA1。
同じエイドでも2ピッチ目よりはるかに楽。

適当なところでロープをしまって右岸をトラバース。D滝とC滝の間にやってきた。

 

C滝は少し厄介な滝です。

まず「岬」と呼ばれるリッジ状を頭まで登ります。

てっぺんまで登ったら上流側のルンゼの中に懸垂で下降。

懸垂で降りたところから。見えているのがC滝最上段で、ここから落ち口までトラバース。

ロープ出してトラバース。クライムダウンするところが怖いです。残置ハーケンにお助けを通してつかみながら下にある石の上に何とか着地。身長低めの人は特に怖いかも。

ロープを出す登攀はここまで。

 

B滝は釜に入って左側を登っている記録が多いですが、我々は濡れたくないので左岸から行けないか試みました。マントル返すところが難しくいったんあきらめようかと思いましたが、リングボルトが見つかり、アブミをかけて何とかなりました。

フリーで登っている記録もある模様。


有名な口なし釜を鑑賞。うれしい。

A滝と口なし釜のしきりを登ってA滝を捲きます。


すると直ちにテンバ。

薪が豊富でした。今年はあまり入渓者がいないのかもしれないですね。

 

2日目

翌日は出だしに6mほどの滝を右岸草付きから捲き、ちょっとしたゴルジュ帯をへつりながら越えるとあとは明鏡止水の天国的河原。ただしやたらぬめりました。

 

笹薮をほんの少しこいで稜線に上がるとしっかり雨が降ってきました。ロープウェイ下山。

 

Kさんが雨の中マウンテンバイクを漕いで川古温泉まで車を取りに行ってくれました。

ありがとうございました。