八ヶ岳 中山尾根

【日時】2007年2月17日

【メンバー】笹川、小暮(記)

ひとつの目標としていたルートに行くことができた。八ヶ岳西面の人気ルートの中山尾根に行ってきました。

冬の岩登りとしてのピッチグレードはそれなりに高いところだけに結構緊張した。

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中山乗越から樹林帯を1時間で下部岩壁。いよいよである。

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1P目 小暮リード

あとからガイドを良く読むと右から回り込むように登ると易しいようだ。我々は正面にペツルアンカーが2本見えたので直上してしまった。難しくて思わずA0となってしまった。

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岩をあがると雪の斜面に。ピッケルを振って登る。

2P目は笹川リード。難しい凹角。左の草付からも巻けるようだが登る。岩の表面にはベルグラとなった雪が付着しており手の置き場所が難しい。

一歩あがったところでカムを持っていればランニングがとれたが、持っていなかった。微妙な登りで上に抜ける。

続いて雪稜200m。容易なのでコンテの体制で越えた。

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続いて上部岩壁。

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3P目 小暮リード

トポによると凹角を登るようにあるので、取り付くが悪い。基部のグラグラのハーケンを打ち直し、微妙なバランスで立ち込むが残置ピンが無くあせる。。。間違えたみたい。

降りるのも怖い。必死に片手でハーケンを打つ。。。やばかった。

またも微妙なバランスで立ちこみ左にトラバースすると小テラス。

ここはハーケン連打してあり 正規ルートに戻れた。正面のハング気味の凹角は難しいが手足の置き場所が分かりやすいので助かった。その上の雪壁を抜けて潅木でビレイ。

後から別のガイドを精読すると右へ15mトラバースしてから取り付くとある。そのように行けば残置ピンもあるのだろう。本来なら小テラス上の凹角が本ルートの核心らしいが、かえってそれよりも難しいところをあがってしまった。

その先は雪稜となる。やや硬い雪だが問題ない。

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3mほどの岩場を抜けると鶏冠状岩稜↓ に着く。

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あとはバンドをトラバースすれば登山道の稜線へ抜けた。

いちおう目標としていたルートを登れて満足感でいっぱいだ。気持ちよくあるいて行者小屋のベースに戻った。

翌日は南岸低気圧で天気が崩れたので、予定していた赤岳ショルダーリッジを取りやめて下山した。

今回は、ルートを間違えて難しいところを登ってしまったが、楽しい登攀であった。

次回行くことがあれば、ルートも分かったのでスムーズにいけると思います。