日本平山〜日倉山〜マンダロク山(早出川右岸縦走)

【日程】2011/1/8(土)〜1/10(月)

【ルート】谷沢集落〜日本平山〜日倉山〜マンダロク山〜高石集落

【メンバー】 L佐貫、棚橋、大野、金沢

いつも銀次郎あたりから眺めて気になっていた、日本平山〜マンダロク山の稜線を歩いてみた。

1/8 晴れ後雪

ムーンライトえちごから磐越西線の始発に乗り換え、三川で降りてみると思ったよりも雪が少ない。タクシーの運転手さんも「このへんはあまり降らなかったのよ」という。

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最初はツボ足で足首程度の雪が、次第にスノーシューで脛程度のラッセルへと増えてゆく。

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夏道は尾根をトラバースしてつけられているので、尾根沿いに登っていくことにした。一人だけワカンで参戦の金沢君はさすがに埋まりがちだ。

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予定通り、大池の横で幕営。

1/9 終日、風雪

一晩で20cm以上は降ったようだ。視界はあまり良くないが、コンパスを見ながら日本平山を目指す。

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ブナ林の尾根をガスが包む 

所々で腿までのラッセルとなる。

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標識はすっかり埋まり、だだっ広く何もない山頂に立つ。

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天気が良ければ絶好の展望台なのだが、何も見えず・・・

郡界尾根上を戻り、日倉山へ続く稜線を辿るべく西に進んで行く。何箇所か尾根の形状が失われ分かり難いところがあるが、大野さんの読図が冴える。

752mの標高点の周辺は結構藪っぽい。夏道が尾根に合流してからは、しばし空身ラッセルを強いられた。

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下界では雨間違いなしと思われる湿雪が容赦なく降り続けたが、日倉山を過ぎた頃から気温は低下し、標高850m付近で行動終了した時には全てが凍り付いていた。

1/10 風雪後一時晴れ

今日もひたすらラッセル。マンダロク山までは予想よりも時間がかかった。

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標高は低いが楽しめる尾根が続く

c609から南西に延びる尾根を下山ルートとしたが、何とナタ目がずっと続いており非常に歩き易い尾根だった。

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川内の山並みが顔を出した

最後に大沢を渡るところが分かりづらく時間を食ってしまい、高石集落に下山したのは16時を回っていた。タクシーで東新津の花水(とても親切な温泉でオススメ)まで行ってもらい、風呂と食事を済ませ新幹線で帰京。

藪ありラッセルあり風雪あり晴れ間ありと盛りだくさんの三日間。もっとテキパキ行動すれば所要時間は短縮できただろう。夏場は暑いだけの稜線だが、厳冬期には静かで美しく、とても楽しかった。